第十三回 100%を狙わない

街に昼間いる人たち 働く人々が増えて、昼間の商店街は静かになった。専業主婦が買い物かごを提げ、夕方の商店街を歩く姿は遠い昔のことだ。 昼間の商店街を歩くのは、高齢者が中心…そう決めつけるのは、話が早すぎる。 昼間も街に居るけれど、商店街に出会…

第十二回 することが楽しむことになる

自分にむきあう どんなときに自分は楽しんでいるか? 喜びは何か? これから何をしたいのか? 今年の春、久しぶりの入院と自宅療養でゆっくり時間を過ごす中、自分に問いかけていた。脳機能を回復するため、哲学くさいテーマを感覚に問いかけ、暮らしの中で…

第十一回 天才リーダーを待つよりも

新しい試みにチャレンジする時、勇気が必要だ。リスクを取る覚悟を誰が持つか?リーダーシップが育つ瞬間だと思う。 ひとりの天才を待つよりも、全員がささやかなリーダーシップを発動するだけでチームの流れは変わるものだ。 住民参加で新しい試みを重ねる…

第十回 親子で街デビューする効用

2016年11月、東京商店街グランプリを和田商店会が授賞した。並みいる商店街の中で、小さな商店街が6年に渡るチャレンジが評価を受けたことは、長年に渡り商店街を育ててきた店主と住民の喜びになった。 この年の瀬に、和田商店街の店主達、支えた親子の応援…

第九回 主体的に動く

親子が商店街にデビューして、親子×商店街のコラボレーションで住みたい街をつくる。商店街に若い世代のニーズやアイデアを吹き込み、自分達で活躍を造り上げる主役は赤ちゃんを連れた若い親達だ。 和田商店街に生まれた親子の商店街応援団「わだっち」は、…

第八回 そして種をまこう

まかない種は芽吹かない。 種を巻くことは、自分の中にある「こうありたい」という本質的なニーズや願望を、自覚して実現を試みる行動だ。 本質的なニーズは、人それぞれに違うもの。遺伝子のように、人それぞれの個性が違うように…蒔かれる種も違う。 大切…

第七回 自己再生コミュニティとしての商店街

2012年、商店街と親子をつなぐ親子で街デビュープロジェクトを立ち上げて2年目。文章講座をきっかけに地域新聞「わだっち」を創刊し、新聞発行がきっかけとなりわだっち×和田商店会で和田商店街ホームページを制作して、新しい動きが現実化し始めたころ・・…

第六回 母たちがシビレる店主の背中

昔ながらの商店街を親子が関わり盛り上げる…親子で街デビュープロジェクトを推進する起爆剤は、若い子育て中の母たちの力です。 杉並区和田商店街は、昭和40~50年代をピークににぎわいを見せました。購買客の中心は、徒歩圏内に住む専業主婦たち。夕方には…

第五回 街を温室にするために~異質な人や考え方を受け入れ合う

前回の投稿では、身近な場所をよくするローカルマーケティングについて私の考えをご紹介しました。 昔ながらの商店街と親子が出会い、有機的に協働し、ともに望む新しい価値を創る・・・文字で書くと簡単ですが、現実に「街中で化学反応を起こす」ことはなか…

第四回 小さなローカルマーケティング

2007年に育児用品メーカーを退社したとき、社会的な課題・・・特に地域の課題を、マーケティングのアプローチで解く「ローカルマーケティング」をしたいと思いたちました。 ローカルマーケティングとは、企業の「新しい市場を創る活動(マーケティング)」とは…

第三回 コミュニケーションを耕す

商店街×親子をつなげ商店街の再生をめざす・・・親子で街デビュープロジェクトの真髄は、自分自身や他者、街とのコミュニケーションを耕すことにあります。 核家族化して、地縁も薄くなった今。同じ街に暮らしながら、通り過ぎるだけで新しい出会いが少なく…

第二回 人生で必要なことは商店街で学んだ

消費生活アドバイザーとして商店街づくりにかかわる私は、9年前まで育児用品メーカーで商品企画にいそしみ、新卒時代は自動車会社で研究職をしていました。 商品企画も、研究職も・・・そして今の商店街の仕事も、「こうだったらいいのに」というアイデアを…

第一回 創造の種をまこう

はじめまして。商店街づくりをサポートしている消費生活アドバイザーです。 昔ながらの商店街には、長年培われた店主の技やつながり、その土地で暮らす知恵があります。 若い世代・・・特に子育て中の家族は、子どもを育てるために地域とつながり知恵を求め…